製品事例

射出成型機、スクリューへのFPB複合処理事例のご紹介

事例詳細

こちらは、塩ビ材製品成形用金型の射出成形性を向上させることを目的として、金型部品の表面にFPB(ショットピーニング)処理を施した事例です。塩ビの成形は材料の性質上、スラグ(異物)混入による成形不良が一定数発生してしまいます。FPB処理とPIP(Ti)処理の複合処理によりスラグ混入率の低減とスクリューの清掃頻度を減らすことができるようになりました。

FPB処理をすると、スクリューの表層面に無数の微小な凹凸(ディンプル)形状を付与されます。
この凹凸により摩擦力が減り、すんなりと高温の樹脂を射出することに繋がります。
また、微粒子を高速で衝突させることにより極表層面に残留応力が残り硬度の向上、耐摩耗性を向上させる効果もあります。

金型くん!メンテ改造ラボを運営する扶桑精工は、金型製作で培った豊富なノウハウを活かし、金型の生産性向上に寄与する表面処理をご提案します。金型設計から加工、仕上げまで一連の対応が可能であり、他社製、海外製、古い金型のFPB処理もお引き受けします。離型性の向上や使用後の後処理工数の削減など、金型に関するお悩みがございましたら、扶桑精工までお気軽にご相談ください。



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